我家の家宝を紹介します
これ我家の家宝なんですが、皆さんにお見せしても、その素晴らしさがまず分かって貰えません。
全体像は以下の通り。
ソースはこれ↓
- 作者: ますむらひろし
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 1999/11
- メディア: 文庫
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今から35年前の漫画です。当時からマイナーでした。けれども好きな人はとても好きな類。当時好きだった人は今でも懐かしく思い出してくれるんじゃないかな。
その漫画の主人公である「ヒデヨシ」という名前の猫なんですよ、コイツは。酢蛸と蝉の天麩羅が大好きな怠け者のデブ猫。
一見フィギュアに見えますが実はオルゴールです。ビートルズの「The long and winding road」のメロディーに合わせてヒデヨシがクルクルと回転します。
ますむらひろしの『アタゴオル物語』のファンだったらその破壊的なまでに凄まじい素晴らしさを分かっていただけるはずなんですけど…分かんないですよねぇ普通。そんな昔のマイナーな漫画のことなんか知るわけありませんよね。当然なんですけど…
このオルゴール自体はこれまた25年ほど前に横浜駅西口にある普通のおもちゃ屋のショーウィンドウの片隅で偶々見つけたものです。当時でさえちょっと昔の、それもあんなマイナーな漫画のこんな出来のいいオルゴールが、しかもビートルズのあの曲のオルゴールが、どうしてこんな所にあるのか、全く摩訶不思議としか言いようのない状況でした。いまだにこの謎は解けません。世界は神秘に充ちています。
…そんなバックグラウンドはさておいても、造形として物凄く出来がいいですよね、これ?
written by iHatenaSync
横浜ラフモノクローム、或いはアートフィルターの練習
先週のとある晴れた日、あんまり天気が好いので久々に横浜まで足を伸ばして写真でも撮ってこようかなという気になった。何しろカメラを新しく買ったばかり。使ってみたくてウズウズしている。
で、東横線に乗って遠路はるばる横浜にたどり着いたのだけど、…あれ?曇ってる⁈ 東京はあんなに晴れてたのに、なんじゃこりゃあ...せっかく横浜の青い海と青い空を撮りに来たの、このびゅうびゅう吹きまくる身を切るように冷たい風と鉛色の海は何なの?
でもいつまでも打ちひしがれている私ではありません。寒々とした曇天の横浜には曇天の横浜の撮り方がある。
という訳で急遽予定を変更してオリンパス名物アートフィルターの練習をして来ましたよ。
以下アートフィルターの一つ、ラフモノクロームの作例です。
あんまり寒いので誰もいない新港パーク。昔は倉庫の建ち並ぶ埠頭で、近くを通りかかると紅茶の香りがぷうんと漂ってきたりしたものです。今は確かにキチンと整備されて小綺麗だけど、あの頃の方が港らしい本当の風情があったなと思う今日この頃です。
大岡川を下って来て港に出て行った小型ボート。後ろに広がる波紋が綺麗でした。乗ってるオヤジがいかにも寒そう。
横浜曇天。地平線の近くには青空が覗いているのに頭上はしっかりと雲が居座って太陽を隠している。呪われているとしか思えません。
海際に続く高架式の遊歩道。元々は埠頭に通じる引込み線だったんですけどね。自分が横浜に引っ越して来た頃にはまだ貨物列車が走ってましたよ。
大桟橋の根元に昔からある観光客向けの雑貨店。周囲が象の鼻パークとして整備されたので更にリニューアルしたもよう。
隣にあった崩壊寸前の廃屋も飲食店に化けたもよう。相変わらずボロ屋だけど。
横浜港最大のお薦めポイントはこの大桟橋。ここからの港の眺めは最高だし、建物自体の造形も風変わりです。写真を取り始めるとなかなか飽きません。
水先案内ボートの専用岸壁。その向こうは警察のパトロール船の専用岸壁。こういうのを見ると横浜はまだ港として現役なんだなと感じる。
で、数時間写真を撮って夕方東京に戻ってきたわけですけど、電車を降りて空を見上げたら…晴れてる。何故か横浜だけ曇ってたみたい。
写真を撮れたのは良いんだけど、それにしても自分は何の為にわざわざ横浜まで行ったのか、どうにも釈然としない思いが残りましたよ、正直言って...orz
written by iHatenaSync
マクロレンズ試し撮り
新しく手に入れた60mm のマクロレンズの試し撮り。
取り敢えず部屋の中にあるものを撮ってみる。
前回アップした14-42mmのズームレンズで撮ったものと比べると画像のキレが違う。
エヴァンゲリオンコミック版にオマケで付いていた綾波レイのフィギュア。顔が全然綾波じゃないという致命的欠陥があるが撮る角度によっては割と味のある表情を見せるので被写体としては気に入っている。
胴体も球体関節人形的な味がある。
が、しかし、夜中に一人フィギュアに向って黙々とシャッターを押し続ける自分ってちょっとイヤだ...orz
このままだと余りにもオタク臭いので、もう少し普通っぽい写真も貼っておく。
羽根木公園に咲いていた木瓜の花。オリンパスはこのウソ臭いシュールな発色が好きだ。
OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2012/10/05
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written by iHatenaSync
新しいカメラ
新しいカメラを買ってしまった。オリンパスのE-PL5。小さいのでこれなら散歩に持ち歩ける。ライブビューの画面に指先で触れると触れた部分にピントが合ってシャッターがきれるという仕組みが性に合う。割と馴染みそうな予感。無線LAN付きのメモリーカードに対応していて撮った写真を即座にiPhoneに送れてこんな風にブログにアップ出来るというのも好い。
という訳で試験アップロード。
OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN Lite E-PL5 レンズキット ブラック E-PL5 LKIT BLK
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2012/10/12
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陶芸家小泉尚子の山羊マグカップ
日記によれば去年の五月末、吉祥寺をぶらついていたときに偶然入った雑貨屋で小泉尚子という陶芸作家の作品に出会って衝撃を受けた。どう衝撃を受けたのかは上の写真を見てもらえれば分かると思う。目にしたとたん頭の中でストラヴィンスキーの「春の祭典」が最大音量で鳴り響いた。
ううん、チョットばっかり欲しいかも…とはいうものの、これを食器として使えと言われても怖じ気づくはなぁと、そのときは買わずにお店を後にしたのだけれど、このおどろおどろしい造形はその後も頭の中にこびりついて消え去ることはなかった。何というか、物の怪に憑かれたような感じ?
で、今日、また、久々に吉祥寺をぶらぶらしているうちに、そのおどろおどろしい物の怪の記憶が甦ってきた。今になって考えてみるとあれは買っておくべきだったかな、でも一年半も前のことだもな、当然売れてしまってるだろうな…
ところがどっこい、同じ店を一年半ぶりに覗いてみたら、驚いたことにまだ置いてあるではないか…
これを奇蹟と見るべきか、自分の趣味が世間一般とずれている証拠と見なすべきかは微妙なところだけど、どちらにしても、これはもう買うしかない。
…という訳で、家に持ち帰って改めてしげしげと眺めてみれば、やっぱり凄いは、これ。
山羊の生き血のような赤葡萄酒か、はたまた山羊の小便のような麦酒をなみなみとついでゴクゴクとあおってみたい…が、取っ手の部分がポキリと折れそうで怖い。飾って眺めるだけにしておいた方が無難かな…