諸星大二郎「トゥルーデおばさん」
- 作者: 諸星大二郎
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 2006/02/23
- メディア: コミック
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諸星大二郎の手によるグリム童話の書き換え。「笑い」と「恐怖」が隣り合っていることを実感。久々に調子のいい諸星大二郎を堪能。
- Gの日記
- とってもシュールな絵が魅力。この短編集の中では一番好きかも。最後に実は、というよりも、一応は「ヘンゼルとグレーテル」だったことが分かる。
- トゥルーデおばさん
- グリムにこんな話があることは知らなかった。諸星大二郎がどこをどのように変えたのか判断できないが、とにかく、とっても奇妙な終わり方。
- 夏の庭と冬の庭
- 「美女と野獣」。当たり前かもしれないが苦笑いがこみ上げてくる結末。
- 鉄のハインリヒ または蛙の王様
- 森の中でお姫様が「巨神兵」を見つけて家来にしてしまう話ではないかと思う…
- 赤ずきん
- 赤ずきんにピーター少年(「ピーターと狼」?)が乱入して「事件」を解決。ニヤリとさせられた。
- いばら姫
- 結局、どうしようもないほど「諸星大二郎」になってしまった。
- ブレーメンの音楽隊
- 怖くない。笑える話。
- ラプンツェル
- フロイト風味の仕上げだけど、こういうての加え方はちょっと凡庸かなと思う。
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