犬たちの海辺の国

羽田空港の滑走路脇に、所有者や管轄がはっきりしない砂浜がある。週末には潮干狩りやバーベキューを楽しむ人もいるこの浜に、数匹の犬がすみついた。
…中略…
砂浜は滑走路の岸壁にあり、陸からは行けない。
…中略…
背後には2.5メートルほどの空港のフェンスがあり、上には有刺鉄線が張り巡らされている。そのすぐ向こうは羽田空港のC滑走路だ。車輪を出したままの離陸直後の飛行機が頭上をかすめる。
…中略…
満潮になると、砂浜は姿を消す。犬は消波ブロックの上に移動して、潮が引くのを待って砂浜に出るらしい。

何だかひどく想像力を掻き立てられる話。背筋がゾクゾクするようなイメージが浮かんでくる。
J・G・バラードの「コンクリート・アイランド」コンクリート・アイランドの「犬ヴァージョン」?(←また一般の人には通じないSFオタク・ネタ)
↓この辺りかな?

滑走路に入ると危険なので、保健所など関係機関と相談して対応を考えている…

飛行機事故につながる可能性がある限り放置しておけないことは分かるが、できればこのままそっとしておいてやって欲しい…