六本木ヒルズ


梅雨が明け陽の光がまぶしい。うきうきしてきたので、夕飯を食べたあと思い立って六本木ヒルズまで足を伸ばしてみた。



ライトアップされて闇の中に浮かび上がる六本木ヒルズ。何だか「悪者の基地」みたいだと思いませんか? ポストモダン様式だか何だか知らないけど、この十年ぐらい、この手の建物は「邪悪」な感じのする奴が多い。新宿に新しい都庁が建ったときも同じような印象を受けたものだ。



開放された屋上から夜風に吹かれながら眺める夜景は見事だ。



でも、それよりも同じ場所で開催されていた世界都市展の都市模型の方に感動してしまった。特にニューヨークと東京が凄い。これはハドソン川からエンパイアステートビル方面を眺めたところ。


上映されていた二つの短編映画「東京静脈」と「東京スキャナー」(両方ともアニメ監督の押井守が監修)も感動もの。
東京静脈」は都心部を網の目のように走る川にカメラを積んだ船を浮かべて「裏側」から東京を眺めるという作品で、「機動警察パトレイバー劇場版」の世界。
東京スキャナー」は一転して空からハイビジョンカメラで都心を俯瞰する作品で、普段から都心の地図を眺めては空想にふける癖がある自分にとっては、地図のイメージが実写で確認できるのでたまらない。これは「攻殻機動隊」のオープニングだった。


六本木ヒルズはバブルな感じがして嫌いだったのだけど、少しはいいところもあるんだな…

写真日記)(写真日記街角