雲のむこう、約束の場所

欠点は多いし、クセは強いし、言いたいことも色々あるのだけど、それでも訴えかけてくる力の強い作品だと思いました。新海誠が描く「空」は文句なしに魅力的。それを見るだけのために見てもいい。その「空」を「作品」として「完成」させる道をまだまだ模索中のようにも思える。妙に玄人臭い作り手が目立つ昨今のアニメの中ではそれがかえって新鮮な魅力のようにも思えるのだけれど…