2005年のベストテン「海難記」版

星野智幸は「在日ヲロシア人の悲劇」在日ヲロシヤ人の悲劇が面白かった。昨今のどん詰まりの状況をえぐり出す悲痛な作品。重い。凄いなと思った。でも「アルカロイド・ラヴァーズ」の方が良いの? そこまで言うなら読んでみましょう。
西島大介のエッセイ集、出てたんだ。読みましょう。何しろ面白い人だから…
村上春樹は読んだけれど、それほど惚れはしないッス。
阿部和重はテーマ的には共感するものを覚えるときがあるけど、実際作品を読んでみると面白くないんだよね、いつも…
カポーティの「冷血」はいい話だけど今更読み返すかなぁ…
吉川日出男は、ダン・シモンズやオーソン・スコット・カードみたいに、自分には「分からない」作家。
他は知らない作家だから、どんな人たちなのかチェックしておくこと→自分に指示

「海難記」で思い出したけど、来年は久生十蘭の新しい全集が出て欲しい!

《追記》
気がついたんだけど久生十蘭の没年は1957年。出版不況で世知辛い昨今、出版社側も著作権切れを狙っているだろうから、全集が出るのは再来年以降だな…(2005.12.15追記)