自分の好きな写真と他人の好きな写真

かの有名なflickrという写真ブログみたいなものに自分の撮った写真の中で我ながら出来がいいと思ったものをアップしている。といっても今のところたったの16枚だけれど…
たったの16枚といっても、中には特に好きなものもあれば、実はあまりたいしたことがないと思っているものもある。
で、不思議に思うのは、そういう自己評価と、他人からの評価との間に「ズレ」があるということだ。そんなことは当たり前に決まっているのだが、幾ら当たり前でも、「実感」として自分の感覚と他人の感覚の間に差があるということは、やはりとても「不思議」なことだ。


たとえば閲覧回数から推定したベストスリーは次の通り。
▼他人的第1位
Chinatown, Yokohama
閲覧数601回で1位。中華街の写真。ショッキングな色が人を引きつけるのだと思うが、色の構成は中華街のディスプレーを担当した人の仕事。自分的にはそれを写真にしただけなので自分の写真としては思い入れはない。


▼他人的第2位
本日の月
何でこんなつまらない写真の閲覧数が590回もあるのか全く分からない。アップした16枚の中で一番つまらない写真の一つだと思っている。その意味で一番不思議。


▼他人的第3位
20040711
閲覧数363で第三位。これは納得がゆく。横浜に激しい雹が降った日の写真で、自分でもこんな写真は二度と撮れないだろうなと思っている。雹が降り始める直前の不穏な空。雲の一角が渦巻き始め、何とも不気味な雰囲気。これに人気があるのは当然だともうのだけど、これよりも1位・2位の写真の方が人を惹きつけるというのが不思議で堪らない…というか納得できない。


これに対する自己ベストは次の通り。
▼自分的第1位
20040711
やっぱり自分でもこの写真が一番いいと思う。


▼自分的第2位
20041116_1116filtered
横浜の高島町から桜木町にかけての高架下のグラフィティ(落書き)回廊。構図や光を意識的に計算して思うように撮れた会心の一枚。「どうだ、いいでしょ?」と自慢したくなるのだけど、どうして閲覧数が181しかないのか理解できない。同じグラフィティ回廊の写真でもこちらPICT7999_filteredの方が閲覧数337回で人気がある。こちらも悪くはないと思うがこの閲覧数の差は全く納得できない。


▼自分的第3位
Yokohama International Passenger Terminal
写真みたいな写真よりも絵みたいな写真を撮りたいと思っている。その意味でこの絵画性に満足。自分的にはカッコイイ写真だなと思っている。なのに閲覧数12回って、何故? 公開してから日が浅いのだけど、それにしても12回って全然納得できない。
自己評価と他人からの評価の隔たりというのはやっぱり不思議だと思う。
写真日記