ドイツ人は岡崎京子をこう読んだ!
dice_queさんやsitebbiwさんのところで既に報じられているので今更の感はありますが、枯れ木も山の賑わいというのでこちらでもアップしておきます。
- 作者: Kyoko Okazaki
- 出版社/メーカー: Carlsen Verlag GmbH
- 発売日: 2005/12
- メディア: ペーパーバック
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この漫画を出すのは、出版社にとって冒険だっただろう。
「ヘルタースケルター」は、主たる漫画の購買層である
ティーンエイジャーに向きではないだろうから。
躁鬱のモデルりりこについての、とてもドラマチックなストーリーは
「年齢層高め」〜漫画分野において。つまり、17歳以上〜
の読者層に向けたものだ。
やっぱりドイツではマンガは子供が読むもんなんですね。
以下に続く感想は、こう何と言ったらいいか、sitebbiwさんが仰るとおり案外普通というか、生真面目というか、さすがドイツ人というか、イヤ、ドイツ人を生真面目と決めつけるのは人種的偏見というか、すみません、でもやっぱり、決して外してはいないけれど今ひとつ面白味に欠ける感想のような気がしますよ、正直言って…。
dice_queさんによるとフランスではもっと岡崎京子が訳されているみたいなんですが、フランス人はどんな感想を懐いたのか、俄然知りたくなってきますよね。
フランスのアマゾンの読者評も誰か訳してくれないかなぁ…なんて思いながらフランスのアマゾンを覗いてみたら、読者評が全然アップされてないじゃありませんか...orz
ちょっと冷たくないか、フランスの人? これがお国柄?
でも、berlinbauさんによればフランスでは諸星大二郎やよしながふみまで訳されている由。
諸星大二郎というのは渋い。
よしながふみは「大奥」はともかくあの近年の傑作「フラワーオブライフ」も訳されているのかなぁ… だとしたらすごいなぁ…