GPSによるグライダーの航跡

グライダー航跡 その一
グライダーに乗った。
と言っても乗ったのは妻で、自分は妻にGPSを渡し家に残って子どものお守りをしていただけ。帰ってきた妻からGPSを受け取り、保存されていた航跡のデーターをパソコンに読み込んで、カシミール3Dを利用して地図と合成してみたところ、なかなか見事な絵が現れたので公開。
航跡が立体であることが良く分かるのが上の図。視点は高度777メートル。グライダーは最高1000メートルまで上昇している。場所は大利根飛行場。地平線上に見えているのが筑波山


グライダーがどのようなコースを辿って飛んだのかは下の図の方がよく分かるかもしれない。
グライダー航跡 その二
画面を左右に横切っているのが利根川。画面手前が南で奥が北。グライダーの発着点はこの利根川の北岸にある大利根飛行場。画面でいうと右下の象限の中央部、利根川のほとりで赤いラインがゴチャゴチャと乱れているところ。グライダーはここを出発点として画面の右から左へと飛行機に牽引されて行き、画面左斜め上の角で切り離されます。切り離された直後、左へ大きく旋回しながら一気に250メートルほど高度を下げた後、水平飛行に移って画面中央まで戻ってくる。中央部まで戻ってきたところでクルクルと小さく何回も螺旋状に旋回していますが、これは上昇気流を見つけたところ。見つけた上昇気流の中を旋回して高度を上げているところなのだそうです。左斜め上から右斜め下へと下がっているように見えるかもしれませんが、これは俯瞰する角度のせいで、実際には上昇しているところ。こうして再び高度1000メートルに達したところで画面右斜め上の竜ヶ崎飛行場上空まで行ってUターン。画面中央下で2回旋回してそのままゆったり大利根飛行場へ着地…


…と文章で説明してもやっぱり良く分からないかな?
下のアルプスルートだと、真上から見下ろす形になるので立体感はないけれど、コースそのものは良く分かります。「写真・標高グラフ付の大きな地図を見る」という部分をクリックして別窓を開いて見ることを推奨(というかここを直接クリックすればいいんですけど)。(追記:下記データ差し替えました。飛行前後の静止状態のデーターをカット)