ニワトリ生活、及び日本占領

▼首都圏米国施設

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引っ越してから二週間が経過したにもかかわらず自分の部屋にはいまだにカーテンが掛かっていない。おかげで陽が昇ると眩しくて目が醒めてしまい、夜も10時を過ぎるともう眠くて堪らず早々と布団に潜り込んでしまう。結果、心ならずもニワトリの如く早寝早起きの健康生活。
今朝も不本意ながら5時半起床。久々に空には雲一つ無く、西の窓からは富士山の黒いシルエットが見えている…
こういう生活もやっぱりなんかいいかもしれない…と、うかつにも思ったその時、富士山の前を南から北へと横切ってゆく機影が…
方向からすると福生横田基地に着陸する米軍機らしい。
似たような風景を前の家でも見ていたっけな、と思い出す。前の家ではリビングから富士山を望めた眺望18リビング内よりのだが、その前を厚木基地に着陸する米軍機が横切ってゆくのが見えていたのだ。
自分の目の構造が特殊なせいか、どこに行っても米軍ばかりが目に付く。神奈川県が米軍施設ばかりなのは言うまでもないが、東京都心の六本木にも米軍のヘリポートがあるし、その近所には米国大使館職員住宅が広大な敷地を占有している。麻布のロシア大使館の裏にはやはりアメリカンクラブのビルディングがロシアを威嚇するかのようにそびえ立っている。天現寺橋のフランス大使館近くにもニュー山王ホテルという米軍専用ホテルがある。

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自分は決して反米ではない。むしろ標準からしたらかなりの親米派ではないかと思う。その自分でも何かこれでいいんだろうか?という気がしてくる。いくら戦争に負けたからといってもう60年以上も経っているのに…
昔(20年以上昔の話)、会社に英会話を教えに来ていた米国人の女性が、ある日、驚いたという顔をしてやって来て「日本にはアメリカの軍隊が駐留しているのよ! 知っていた? 日本人は平気なの?」とみんなに尋ね回ったことがある。すると英会話の世話役をやっていた年配の人事勤労課長がにこやかなほほ笑みを浮かべながら答えて曰く、「日本を守ってくれているんです」
その答えを聞いた時に米国人女性が浮かべたいわく言い難い複雑な表情を自分は今でも忘れることが出来ない。
アメリカの対日政策がどうのこうの言う前に、日本人自身に大きな問題があることは間違いないんじゃないの、これじゃぁ…


というわけで上記のように自分が知っている範囲で東京周辺に存在するアメリカの施設をまとめてみた。
あくまで自分が偶々知っているものをまとめただけだから他にも色々あるかもしれないけれど、とにかく、これが現実


で、この現実を前に自分はどうしたらいいのかという話なんだけど、とりあえず一日でも早くカーテンを買ってきて部屋の窓に架けとくしかない....orz