冬の夕方の散歩用音楽、或いは人生は「奇跡」?

MP3プレーヤーに放り込んである散歩用音楽、最近のお気に入りは「24 Preludes & Fugues, Op. 8724 Preludes & Fugues, Op. 87。さすが北国ロシアの音楽だけあって、冬の夕方のお散歩にはピッタリ。物寂しげでメランコリック。半透明な音の響きは見上げる冬の夕方の空の空気そのものです。物思いに耽りながら歩いていると、考えが止まらなくなって、終いには歩くことを忘れてしまいそう…
これでは散歩になりません。
というか、運動にならない。せっかく歩いても腹が引っ込まない!
というわけで「Confessions on a Dance FloorConfessions on a Dance Floorに切り替えたら、今度は快調。音楽のテンポにつられて歩調も速くなる。やっぱりこれは「身体を動かすための音楽」なんですね。「実用音楽」というか「ラジオ体操ラジオ体操と同じだ…
…で、開港広場前辺りまで来たときなんですが、マドンナの歌うワンフレーズがふと耳の中に飛び込んできたんです。

Life is a miracle
It doesn't make sense

「ほぅ!?」と私は思いましたよ。ただのラジオ体操かと思いきや、意外とポエムしているところもあるジャン。イイね、このコトバの飛躍。敢えて訳せば、

人生って不思議
ぜんぜん筋なんて通ってない

って感じかな… マドンナ自身の実感かねぇ、これは…などと分かった風なことを考えながら、家に帰ってきて、早速歌詞を調べてみたら…

Life is a paradox
And it doesn't make much sense

どうしたら「paradox」が「miracle」に聞こえるんだよ! orz


昔、ダイアナ・クラールの歌を聴いて「"double make care"って何だろう?」と思ったら、結局、"Devil may care"だったことがあるけど、あれは比べものになんないくらいひどい…