ファウスト vol.6 感想 その4
- 作者: 講談社
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/12/23
- メディア: ムック
- 購入: 1人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (101件) を見る
浦賀和宏《獣》シリーズ*1をまとめ読みした。
異星人の侵略を受けて荒廃してゆく世界を描いたSF仕立ての話だ。
「松浦純菜の静かな世界」にちょっと惹かれるものを感じていたので期待したのだが、残念ながら、「当たり」ではなかった。理詰めで設定を追って行けばツッコミどころ満載。この物語世界構築の「原理・原則」は「情緒」なのだからしかたがないのだけど、結局、「ファンタジー」というか、一つの「心象風景」としてしか受け入れるほか無くなってしまう。その救いようのない「暗さ」には魅力は感じるものの、やっぱり正直言って「SF」はやめた方が良かったんじゃないかと思う。
また、過去へ遡って読んでしまった。これではいつ読み終わるか分からない…
→(感想その3に戻る)
→(文学系コンテンツ一覧)