C.S.ルイス「ナルニア物語」映画版

映画版 ナルニア国物語 ライオンと魔女

映画版 ナルニア国物語 ライオンと魔女

先行上映会を見に行く。
ナルニア物語を最後まで読んだことがある人なら知っているだろうけれど、あのシリーズは物質文明の代表選手たる「アメリカ」の悪口で終わっている。心の純粋さを失った人々はアメリカへ移民しやがてナルニア国のことをすっかり忘れてしまうのだ。そのナルニア国物語アメリカ資本のディズニーによって映画化されるなんて皮肉を通り過ぎて殆どグロテスクの域に達している話だと思うのだけど、しっかり映画化されてましたよ。
自分の場合、ナルニア国物語は「あさびらき丸東の海へ」朝びらき丸東の海へ―ナルニア国ものがたり〈3〉 (岩波少年文庫)にしか思い入れがないのでどうでもいいのだけど、純粋なナルニア原理主義者は怒っているかも…
でも、結構まともだったよ。
特に白い魔女ね。いやあ、あの女優は怖かった…。ナイスでした。