マイクル・クライトン「緊急の場合は」

緊急の場合は (ハヤカワ文庫NV)

緊急の場合は (ハヤカワ文庫NV)

多分特撮SF映画ジュラシック・パークジュラシック・パーク〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)の原作者として最も有名なマイクル・クライトン医学生時代にジェフリー・ハドソン名義で書いた医学ミステリー。ハーバード大の医学部に通うための学費を小説を書いて稼いでいたというのだから凄いよなぁ…。医学界の内情をあんまりリアルに暴きすぎたので、ボストン周辺の医者たちが「あれはいったい誰が書いたのだ?」と騒ぎ始め、クライトンも一緒になって懸命に「いやぁ、誰でしょうねぇ」とシラを切り通したとか。しかも、ディック・フランシスの競馬ミステリー「血統」ISBN:4150707073の年のアメリカ探偵作家クラブ賞を取ってしまったというのだから、何かなぁ、「器用」で片付けられない「異様な才能」だよな…。
何気なく読み始めたんだけど、いや、さすがに面白いぞ。「ジュラシック・パーク」はもちろん、「アンドロメダ病原体」アンドロメダ病原体 (ハヤカワ文庫 SF (208))や「ライジング・サン」ISBN:4150407061…(まだ読み終わってないんだけど…)→明日に続く