西尾維新、執筆速度の驚異

ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典 (講談社ノベルス)

ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典 (講談社ノベルス)

一日に原稿用紙にして100枚から200枚書くという。*1
特に断りがない限り原稿用紙といえば400字詰めだと理解してよいだろうから、だとすれば、仮に1日100枚だとしても、これはすさまじい速度だと思う。
6分間に原稿用紙1枚を埋めてゆけば、一時間で10枚、十時間で100枚ということになるけれど、試しに6分以内と区切って実際に400字書いてみるといい。決して無理なことではないが、すらすらと迷い無く、頭に浮かんだことをそのまま書いて行かなくては達成できない速さだ。これを一日十時間以上毎日続けることが出来るなんて、これだけでもう立派な才能。


更に本人が豪語するところによれば「戯言シリーズ」中の最高傑作「クビシメロマンチストクビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)も「正味、二日だか三日だかで書き上がった」という。*2

すごいですね、西尾維新

*1:本書113ページ

*2:同じく本書113ページ