丸尾末広「少女椿」
明けましておめでとうございます…って、年が明けてからもう二週間経ちましたね。何惚けてんだか…。すみません。今年初めてのエントリーです。
- 作者: 丸尾末広
- 出版社/メーカー: 青林堂
- 発売日: 1999/08
- メディア: コミック
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中学一年生の娘が「お父さん、凄いマンガを見つけたよ!」と騒ぐので、何かと思って見れば、何のことはない、丸尾末広だった。
それにしても、何で君がそんなものを知っているのかと聞いたら、出入りしているホラー系の掲示板で評判になっているとのこと。もう二十七二年(引き算間違った…orz)も前に出版された本なのに…
自分自身は丸尾末広のファンではない。そのずば抜けた絵の技巧とセンスに驚愕して、デビュー以来何冊かフォローしたのだけれど、いつまで経っても「マンガとしての傑作」をかかないので、ついに見捨ててしまったクチだ。やっぱり「絵」だけじゃマンガになんないんだよなぁ…
でも、妙に根強い人気があるんですよね。
岡崎京子も何度も作中に引用していた。
お婆ちゃんちに行けば、私が昔買った奴が何冊もあるよといっても、待てないというので近くの本屋に行ったら、ちゃんと置いてあったので、これまたビックリ。
自分自身は決して凄い漫画家だとは思わないのだけれど、この異常なほど息の長い人気は何かあるということなのかなぁ…
今回、一番ビックリしたのは、ネットの片隅でいまだに彼の作品のことが語り続けられていて、しかも、新しい読者を獲得し続けているということ。丸尾末広も凄いと思うが、そんなことを可能にしてしまうインターネットという仕組みもやっぱり凄いなぁと改めて思った。
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