都心臨海部散歩 品川駅・芝浦・晴海・月島・日本橋・東京駅
先週に引き続きブロンプトンで都心のサイクリング。
今回は品川まで電車。品川からは前回よりももっと東よりの月島・晴海界隈を中心に走り日本橋川沿いに東京駅まで戻ってきた。
レインボーブリッジ 品川駅から運河沿いを9キロほど走って月島の南端にたどり着いたところで振り返る。今日は空気の透明度が低いので遠くの景色が霞んでいる。map:x139.7673y35.6511 |
朝潮小橋 月島と晴海のあいだをつなぐ橋の上。下は朝潮運河。ひとけがないので例によって自転車の記念撮影。 見渡すと数年前まではなかったはずの高層ビルが目につく。バブル破裂以来下火になっていたウォーターフロント開発が近年になってまた盛り返してきた感じ。といっても没落した重厚長大企業が港湾部の遊休資産を処分し、そこに土建屋がコスト重視の大規模高層アパート(タワー型マンションと呼ばれている)を建てて庶民に売りさばくというバブルの終戦処理が続いているだけなのかもしれない。監督官庁も企業救済の為敢えて安全性には目をつぶっているという噂もある。大地震が起こったら都心のタワー型マンションは折れるとセキュリティーコンサルタントのオジサンが言っていたという話を人づてに聞いたこともある。その数ヶ月後、大地震の際の高層建築物への影響はまだ十分に究明されていないのだから現在の建築基準を見直すべきであると、日本建築学会だかなんだかが声明を発表したという記事を新聞で読んだ。あれから一二年経っていると思うが、でも、今もウォーターフロント開発はやまない。 正直言って海辺に高層ビルが建ち並んでいる風景を眺めるのは好きだ。それはとっても目に嬉しい風景なのだけれども、ひょっとしたら自分たちはとんでもない国に住んでいるのかなぁ…map:x139.7745y35.6540 |
オリンピック予定地? 橋を渡って隣の晴海まで来た。清掃工場のわきにだだっ広い空き地があって大きな看板が建っていた。池田信夫が「石原知事だって2016年に生きているかどうかもわからないのだから、個人の趣味で都税を浪費するのはやめてほしい」と皮肉ったという例のあれである。 それにしてもこんな所にこんな空き地なんかあったのかなぁと一瞬不思議に思ったのだが、考えてみたらこれはあれだ、昔の晴海の国際見本市会場の跡地だ。オーディオショーの手伝いでやって来たことがあるが、あれはもう20年以上昔のことなのだ。展示していた最新のフロントローディング式のVTRが動かなくなってみんなが青ざめたことを思い出す。若いエンジニアが展示品の前に仁王立ちになってお客を近づけまいと辺りをにらみつけていたっけ…。今ではあの事業部も解体され影も形もなく、展示会場もただの空き地。すべては夢か幻のよう。年月の移り変わりというものはすさまじいものだと、改めて感慨にふける。map:x139.7783y35.6518 |
晴海客船ターミナル前の池 更にその先。晴海埠頭の最南端。静か。人影が無く海鳥しかいない。背景には遠くお台場の建物群が見えている。map:x139.7721y35.6468 |
石川島公園 晴海から月島に戻り、ここはその最北端。隅田川の河口を望む大川端リバーシティー21の一角。背景に見えている青い橋は隅田川河口に架かる永代橋。この辺りはバブルの頃に開発された比較的古いウォーターフロント。map:x139.7866y35.6706 |
中央大橋 大川端リバーシティーと新川を結ぶ橋。大川端リバーシティーの入口。map:x139.7842y35.6724 |
東京駅ガード下 新川の北辺を流れる日本橋川に沿ってさかのぼって東京駅までやって来た。新橋・有楽町から東京駅までのガード下の飲食店街は知っていたが、東京駅を挟んで反対側のここにもそのガード下が続いていることは知らなかった。初めてやってきたけれど、有楽町側と較べると寂れた感じ。map:x139.7685y35.6848 本日はここでおしまい。以上、約20キロの軽い都心ポタリング。 |
(写真日記)