東京南部臨海地区散策


走ったのがもう三週間前なので記憶があやふやになってしまいました。思い出せる範囲で写真にメモを追記しておきます。(以下、2007.10.08の追記)
当日は京浜島と城南島を中心とした東京南部の臨海部を散策しました。

多摩川河口付近の水門 多摩川河口付近の水門
川崎駅までは輪行。駅前でブロンプトンを組み立て、新六郷橋で東京側に渡り羽田空港の手前まで多摩川を下る。
写真は羽田空港がかなり近づいた辺りにある水門。水門の右手が多摩川で、左手が船溜まりになっている。
大森東避難橋より 大森東避難橋より
羽田空港の手前から多摩川を離れて、呑川緑道に突き当たるまで北上。突き当たったところで東に曲がって呑川の河口に出たところです。
写真は河口の北側を望んだところ。右手は昭和島という埋め立て地です。
京和橋より 京和橋より
昭和島を横切って、隣の京浜島に渡る橋の上から南方を望んだところ。
この辺りはいくつもの人工島が橋で結ばれていて独特の雰囲気が漂っています。
京浜島緑道公園入口 京浜島緑道公園入口
京浜島に渡りました。地図によるとここからつばさ公園まで緑豊かな道が続いているということになっているのですが、信じて突入していった自分がバカでした。岸壁と工場の敷地の間の狭い隙間に雑草が生い茂った中を今にも消えてしまいそうな細い砂利道が続いているだけです。工場の裏を通っているというだけのことで眺めは良くない、運河からはどぶ川の臭いがする、ブロンプトンのような小径車で砂利道を走るなんて無理。今にもパンクしてしまうのではないかと冷や冷やしました。
つばさ公園に行くなら素直に内陸の普通の道路を通りましょう。

京浜島つばさ公園 京浜島つばさ公園
滑走路に離着陸する飛行機を真横から眺められるというので有名な公園ですけれど、飛行機がちょっと遠いです。あまり好くなかった。
湾岸線京浜大橋より 湾岸線京浜大橋より
つばさ公園の眺めが意外とショボかったので隣の城南島にある城南島海浜公園に行くことにしました。
京浜大橋を渡っていったん大井埠頭に渡り、大井埠頭から城南大橋を通って城南島へ渡る。
写真は京浜大橋の上から東方を望んだところ。モーターボートの前方に見えているのが目的地である城南島です。
城南島海浜公園 コンテナ船 城南島海浜公園 コンテナ船
城南島海浜公園に着きました。東に面した人工の浜辺があります。すぐ目の前を大きなコンテナ船が横切っていきました。
城南島海浜公園 飛行機 城南島海浜公園 飛行機
ちょうど公園の上を羽田に着陸する飛行機が次々通り過ぎてゆきます。つばさ公園よりもこちらの公園から見た方がずっと迫力がある。
城南島海浜公園排気塔 城南島海浜公園排気塔
城南島の沖合に新しい埋め立て地があります。map:x139.8141y35.5941←ここですね。手元の地図によると「中央防波堤外側埋立地」というのが正式名称みたいです。(何てぇ名前だ…)で、この「中央防波堤外側埋立地」と城南島は地下トンネルで結ばれていて、その排気塔がこれです。
城南島海浜公園渚広場
城南島海浜公園渚広場
その排気塔の周りはきれいな広場になっているわけですが、実は皆さん、臭うんですよ、この辺り。ドブのような臭いがする。偶々この日はそんな日だったのかもしれません。横浜港の海だって真夏に風のない暑い日が続くと臭いはじめたりしますもね。
大井埠頭中央海浜公園
大井埠頭中央海浜公園
城南野鳥橋を渡って大井埠頭に戻ってきました。あとは大井埠頭と本土とを隔てる京浜運河に沿ってひたすら北上。幸いなことに京浜運河は臭いませんでした。というか、運河沿いが公園になっていて快適でした。周囲にはマンションなんかもあるし、それなりに水質保全には考慮が払われているのかもしれません。ちゃんとこんな親水公園なんかもある。ここは夕やけなぎさというところです。
京浜運河
京浜運河
京浜運河をかなり北上してきました。そろそろ天王洲アイルです。
芝浦アイランド再開発地域
芝浦アイランド再開発地域
場所的にはレインボーブリッジのたもと辺りです。西のたもとからちょっと内陸に入った辺り。かつては工場や倉庫が建ち並ぶ殺風景な地域でしたが、近年は工場が撤退したあとに巨大なタワー型マンションが建てられるようになりました。景観的には見ていてとても楽しいのですけれど、これが日本の製造業の衰退の一つの表れでもあるのかと思うと、複雑な気持ち。
新橋イタリア街 新橋イタリア街
何でリーマンオヤジの街「新橋」にイタリアなのだと小一時間問い詰めたい…という気になりますが、ここは新橋じゃない、汐留の延長なのだ、と主張したいのでしょうか? これだけでも十分に恥ずかしいのに、線路を挟んだ反対側(線路をくぐるトンネルでイタリア街とつながっている)にはイタリア公園map:x139.7592y35.6595というヤツまであります。線路と高速道路と高層ビルに挟まれた谷間のような公園にローマ風の石膏像が林立している。これは一体何なのだと我が目を疑いました。自転車に乗って通りかかった外人のニイチャンも苦笑いをしていました。
恥ずかしいぞ、新橋!
新橋はリーマンオヤジの街であることに誇りを持て!
聖路加病院 聖路加病院
新橋を過ぎたあとは、新大橋通に沿ってただひたすら東京駅を目指しました。東京駅からはブロンプトンをたたんでまた輪行です。
写真は途中で見えた聖路加病院のビルディング。夕陽を浴びて白く輝いている姿が印象的でした。
以上、37.5キロの都心ポタリング
この日は9月としては珍しく30度を超える猛暑だったそうですが、自転車を漕いでいる分には暑さを感じませんでした。Tシャツ一枚の薄着で、水分をたっぷり取って、汗をどんどんかいたせいでしょう。荷物はすべてフロントバッグに放り込み、風が万遍なく全身に当たるようにするのがコツです。特に背中からの放熱は大切です。バッグを背負ったりしてはいけません。こういうのを空冷式というのでしょうか、それとも水冷式?

写真日記