ヤビツ峠(表)を小径折りたたみ自転車で登る

またヤビツ峠に登りました。前回は勾配の緩やかな北からのアプローチ(いわゆる「裏ヤビツ」)を試みましたが、今回は勾配のきつい南からのアプローチ(いわゆる「表ヤビツ」)です。
と言っても、別に坂を登ることが目的ではなく、ヤビツ峠北側の渓谷の新緑を眺めることが本当の目的。
でも、緑が味わい深く写る(今は亡き)ミノルタのデジカメを持っていこうと思ったら電池切れだったし(しかたがないので色がド派手なキヤノンで代用)、天気予報より早く曇り始めるしで、状況はイマイチ。
が、それでもやっぱり今の季節の新緑は綺麗でした。

コース概略図(アルプス・ルート)



コース拡大図(アルプス・ルート)
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表ヤビツ登坂路鳥瞰図
表ヤビツ登坂路鳥瞰


裏ヤビツ下山路鳥瞰図
裏ヤビツ下山路鳥瞰


秦野駅 11:55 標高83M
横浜より輪行。駅前で愛車ブロンプトン(折りたたみ自転車)を組み立て、標高761Mのヤビツ峠を目指して出発。


ヤビツ峠遠望 12:16 秦野駅より2.5キロ 標高155M
ヤビツ峠遠望
だいたい画面中央あたりがヤビツ峠のはず。中央右側のピークは大山のはず。

蓑毛 12:48 秦野駅より6.3キロ 標高320M
秦野駅前から来るバスの終点地点で、ここからいよいよヤビツ峠の峠道が始まります。
本格的な登りに備えて一休みしていると傍らで休んでいたロード車乗りに「あんた、その自転車で上まで登るの?」と聞かれました。「殆ど押してく覚悟だけど、登るつもり」だと答えると「そりゃ辛いんじゃないの。登るつもりなら登れるだろうけどさ、俺はイヤだね。登るならそれなりの自転車を使わなきゃ」と諭されました。


菜の花台 13:30 秦野駅より10.4キロ 標高559M
菜の花台より旗の台地を望む
でも登れちゃったんですよ。半分ぐらいは自転車から降りて押しましたけれど、でもやっぱり登れてしまったんです。
ここは峠までの中間点の菜の花台。この峠道で一番眺めがいいのがここです。

ヤビツ峠直前その1 13:51 秦野駅より12.6キロ 標高698M
ヤビツ峠直前その1
もうすぐヤビツ峠ですが、見てください、この急峻な斜面。

ヤビツ峠直前その2 同上
ヤビツ峠直前その2
同じ場所ですが、自転車を入れて撮ってみました。

ヤビツ峠 14:03 秦野駅より13.7キロ 標高761M
ヤビツ峠
やっとたどり着きました、峠のピーク標高761メートル。
ここからは下り坂でいわゆる「裏ヤビツ」の渓谷の道。以下、渓谷の新緑の写真が続きます。

裏ヤビツ 緑緑緑… その1 14:24 秦野駅より16.5キロ 標高649M
裏ヤビツ 緑緑緑… その1
まず手始めにこの写真ですが、ここから先も暫く同じような写真が延々と続きます。新緑に思い入れがある自分以外の人間にとっては退屈なだけだと思います。すみません。単なる自己満足のためにアップロードしているんです。

裏ヤビツ 緑緑緑… その2 14:41 秦野駅より21キロ 標高463M
裏ヤビツ 緑緑緑… その2
同上

裏ヤビツ 緑緑緑… その3 同上
裏ヤビツ 緑緑緑… その3
同上

裏ヤビツ 緑緑緑… その4 14:46 秦野駅より21.5キロ 標高448M
裏ヤビツ 緑緑緑… その4
ちょっと解説しておきます。何故「裏ヤビツ」の新緑の方が美しいのかと言うことについて。つまり「表ヤビツ」は植林が盛んで生えているのが杉の木一種類だけなんですよ。それに対して「裏ヤビツ」は色々な種類の木々が入り交じって生えている雑木林が多くて、その分だけ新緑が変化に富んでいるんです。 ホラ、正面の山の斜面を見てください。葉っぱの色が違う色々な種類の木が入り交じって生えているのが分かるでしょう? これがいいんだな。

裏ヤビツ 緑緑緑… その5 14:49 秦野より21.7キロ 標高453M
裏ヤビツ 緑緑緑… その5
同上

裏ヤビツ 緑緑緑… その6 14:59 秦野より23キロ 標高433M
裏ヤビツ 緑緑緑… その6
「表」と違って「裏」の道は狭くて、所々峡谷の岩を切り崩して無理矢理通してある。その無理矢理感が堪らないですね。
当然崩れやすくて雨がちょっと降ると通行禁止になってしまいます。

裏ヤビツ 緑緑緑… その7 同上
裏ヤビツ 緑緑緑… その7
同上

裏ヤビツ 緑緑緑… その8 15:06 秦野から24.8キロ 標高385M
裏ヤビツ 緑緑緑… その8
同上

裏ヤビツ 緑緑緑… その9 15:17 秦野駅より28.4キロ 標高310M
裏ヤビツ 緑緑緑… その9
延々と同じような写真が続きましたが、これはちょっと趣向を変えて。道から谷間を覗き込んだところです。川原に巨大な岩の塊が転がっています。峡谷を挟む斜面から転げ落ちてきたものみたいです。こんなのが偶に転げ落ちてくるのだから本当は危ない道なんですよね、裏ヤビツは。

宮ヶ瀬湖 15:26 秦野駅より30キロ 標高302M
宮ヶ瀬湖
峡谷の道はこの宮ヶ瀬湖まででお終い。これから先も川は谷間を流れ続けますが、周囲に人家も増え、これまでのような「秘境」というか「山奥」の感じはなくなります。 峠からここまでの距離はだいたい16キロ。所要時間1時間半。基本的に下り坂なので急げば1時間未満で走りきってしまう道のりですが、せっかくの景色がもったいない。ゆっくり走りましょう。

新小倉橋より小倉橋を見下ろす 16:37 秦野駅より46.4キロ 標高126M
新小倉橋より小倉橋を見下ろす
宮ヶ瀬湖からは串川に沿って下りました。串川はやがて相模川に合流。 写真は割と近頃相模川に架けられた「新小倉橋」の上からの眺め。物凄く高いので旧小倉橋が遙か下に見えています。

JR横浜線橋本駅 17:08 秦野駅より51.5キロ 標高157M
ここから再び電車に乗って横浜まで輪行
出発点の秦野駅から51.5キロ、所要時間約5時間の旅でした。
ヤビツ峠宮ヶ瀬湖間の「裏ヤビツ」はやっぱり良かったけれど、問題は宮ヶ瀬湖から先ですね。串川下りはイマイチでした。今度はもう一つ南の谷を降りて本厚木に出た方がいいかも。


写真日記