北田暁大に謝りたい

昨日のエントリー「再開発で下北沢は死ぬ、多分…」を今日になってようやく書き上げる。
思いの外長くなってしまったが、ということは自分で思っていたよりも下北沢という街を気に入っていたと言うことなのかもしれない。
といっても、ファッションにもお洒落にも興味のない自分にとっては下北沢は自分が欲しいものを売っている街ではない。自分が感動を覚えるのはまるで放っておかれた空き地に雑草が生えるが如く小さな個人商店が、いわゆるマーケティングやら都市計画やらとは無関係に、いわば自然発生しているという現象そのものなのだ。
その意味で「再開発から下北沢を守れ」は「開発から何とか湾の干潟を守れ」と同じ意味を持っている。
というか、自分は、「何とか湾の干潟」よりも「下北沢」の方により一層の身近な「自然」を感じてしまうのだ。


話は変わるが北田暁大に謝りたいと思う。
昔のことだが、東浩紀との共著「東京から考える」を読んだとき「下北沢再開発反対だなんて、北田暁大ってつまんないことにこだわる人だな」と思ってしまったのだ。
ごめんなさい、北田暁大先生。
あのときはまだ横浜に住んでいて、下北沢がどんな街なのか分かっていなかったんです。
近くに住んでみたら下北沢は「国道16号的なもの」でも「ディズニーランド的なもの」でもない「自然」が残る素晴らしい街でした。
こんな「自然」を守りたくなるなんて当然です。
僕が間違ってました。

以上。

さあ、風呂に入って寝よう。