北杜夫から三島由紀夫へと自転車で走る



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ネットを漂流していたら三島由紀夫から北杜夫に宛てた1966年頃の手紙というのに遭遇した。不思議な組合せだが、書いていることもちょっと面白い。三島由紀夫曰く「大江健三郎自殺未遂という噂は本当か? 彼は精神的に危ないと思っていたんだよ」(http://tomoki.tea-nifty.com/tomokilog/2007/08/19660716_a_lett_7ec8.html)。でも、リンク先でも指摘されているとおり、実際に自殺したのは三島の方だったりする…
驚いたことに二人の住所まで晒されていた。いいのかよ、こんなのネットで公開しちゃって、という感じだけれど、見れば北杜夫の住所はご近所だった。
というわけで記念に(何の記念なんだよ?←自己ツッコミ)北杜夫の家の前から三島由紀夫の家の前まで走ってみた。物好きと言えば物好きだが、天気予報では午後から曇るというので午前中の運動としてはちょうどいいあんばい。文学散歩というか文学サイクリングというか…
行きは高台を辿り、帰りは呑川沿いになだらかな斜面を遡ってくる。
印象的だったのは馬込の高台からの見晴らし。昔はこの辺りから海が見えたんじゃないかな。三島由紀夫の家も南に眺望の開けた斜面にあった。
日蓮終焉の地、池上本門寺付近の雰囲気も面白い。
池上本門寺付近その1
池上本門寺付近その2
ホントにここは23区内なのかよ、それも大田区なのかよ、という感じ。考えてみるとこの付近は東京や江戸より歴史が古い。鎌倉時代の昔から周辺の緑が守り続けられてきたということなのだろうか?
走行距離約28キロ、所要時間2時間10分。(写真日記